歩行
公開日:
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最終更新日:2014/10/13
1 基本動作・起居動作
歩行についての調査です。
歩行は5mの歩行動作を見て判定します。
- 何かつかまるものがなくてもできるか
- 何かにつかまればできるか
- できないか
という判定に分かれます。
普段の生活の中で行っている歩行動作をそのまましていただくことが重要です。
たとえば、トイレに向かうとき、どうやって歩いているのか。
壁につかまっているのか、手すりにつかまっているのか、食器棚に手をついているのか、
テーブルに手をついているのか(歩行のためにそれらつかまる場所が必要かどうか)、杖を使っているのか、など、
普段のままの歩行を見ていただくことが重要です。
頑張ってその場で歩いてしまう方もいると思いますが、
たとえば、壁や柱にいつも手をついているような跡が残っていたりすれば、
そこを支えにして歩いているということが証明できると思いますので、それもヒントになります。
これは歩くスピードを競うものでもなく、テストでもありません。
普段の様子を知るための調査ですので、そのままの様子を知っていただくことを意識して調査に臨むようにしましょう。
※ご指摘の件について、
杖や歩行器等を使用すれば歩ける、壁に手をかけながら歩ける場合等、を「何かにつかまればできる」となりますが、
これをただ用心のためだけに行っている場合は、
その能力(つかまらずに5m歩ける)があるにもかかわらずその能力の行使をしていないだけで、
つかまって歩いているのであれば「できる」ということになるかと思います。
屋外では独歩で歩いているという状況などもありますので、その場で行っていただく内容だけでなく、日頃の状況に関する聞き取り内容などにもよります。
※部分をご指摘を受け加筆(H26.10.13)
Comment
>たとえば、トイレに向かうとき、どうやって歩いているのか。
>壁につかまっているのか、手すりにつかまっているのか、食器棚に手をついているのか、
>テーブルに手をついているのか、杖を使っているのか、など、
それは移動で判断すべき項目です。
ここは歩行の能力を問う項目です。
立った状態から継続して(立ち止まらず、座り込まずに)5m程度歩ける能力があるかどうかを判断します。
家の中では用心して家具や壁を伝い歩いていたとしても、屋外では独歩という方も多いです。
1ー7歩行
削除する必要の文があります。
答えはテキストp51②1・2行
テキストp51②1・2行
調査対象者に実際に行ってもらえなかった場合は、その理由や状況について、具体的な内容を「特記事項」に記載する。
一定期間(調査日より概ね過去1週間)の状況において、より頻回に見られる状況や日頃の状況で選択する