視力
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1 基本動作・起居動作
「視力」は、新聞や雑誌などの字が読めるか、
1m離れた先の視力確認表の図が見えるか、質問して確認をします。
学校や運転免許の教習所で行う視力検査のように、穴あきのリングの穴の方向を伝えて視力を測定するものではありません。
見えているかどうかだけを判断する内容になります。
- 普通(日常生活に支障がない)
- 約1m離れた視力確認表の図が見える
- 目の前に置いた視力確認表の図が見える
- ほとんど見えない
- 見えているのか判断不能
調査員によって調査の方法は違いますが、
今日の朝刊などを取り出して、どのくらいの大きさの字が確認できるかという方法で調査する方もいます。
見えているかどうかの確認に、視力確認表といって、
ただ、人差し指が上を向いている手の絵を見せるだけなのですが、
これが見えているかどうかを確認します。
ただ、ここに反映されにくいのが、視野狭窄といって視野が狭くなっている状態です。
それでも、1m先の視力確認表の図が判別できれば、
それが見えるとして判定されてしまいます。
特記事項として、どういった症状があるか、日常生活上どういう不自由さがあるかなども伝えておきましょう。
Comment
1ー12 視力(能力)
ここは答えをお伝えします。
以下の文が間違っています。
『ただ、ここに反映されにくいのが、視野狭窄といって視野が狭くなっている状態です。
それでも、1m先の視力確認表の図が判別できれば、
それが見えるとして判定されてしまいます。』
p65(4)にある通り、狭窄で見えない部分が正面にあり正面が見えない場合は見えるの判定になりません。
そして重要なことですが、p63~65のどこにも、テキストの『視力確認表の図が判別できれば』
とは書いていません。
『判別』ではないのです、【見える】か【見えない】かなのです。
何に見えても(例えば らくだの絵 等)いいのです。
ここのみ、解答をお伝えしました。
認定調査員の仕事は、テキストを熟読し、文章の書いてある通りに正確に定義を理解していなければできません。
ざっと流し読んだだけではこのように細かな内容を、自分の今までの学んだことや経験や知識や常識でとらえ、間違った思い込みの解釈をしてしまいます。
自分の知識や思い込みをいったん切り離し、真っ白な心で読んでみてください。
そうすれば他の思い込みの間違った解釈に気づけます。