麻痺の有無について
公開日:
:
最終更新日:2014/06/05
1 基本動作・起居動作
ここからは具体的な調査項目について掲載していきます。
まず最初の項目は、麻痺と関節拘縮の有無についての質問となります。
まず、麻痺についての質問です。
これは、「麻痺があるかないか」ではなく、
「麻痺によって著しい動きの制限があるかないか」を調査するものです。
感覚的な痺れなどがあっても、判定基準に含まれません。
具体的な調査としては、腕が肩の高さまで上げた状態で静止できるか、
座った状態から足を水平な高さまで上げて静止できるか、
という質問を行います。
痛みがある場合はその時点で中止し、
その時点までの状況での判定を行います。
痛みがあったら、無理をしてはいけない、これが認定調査のルールです。
では、「痛い」と言えば、実際には痛みがなくても、それ以上に動かさなくていいのか、
動かされることを拒否していいのか、ということにもなります。
ただ、その後も続く質問の中で、どうしても説明に矛盾が出てきます。
なので、必ず、事実を伝えるようにしましょう。