整髪
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2 生活機能の評価
続いては整髪の介助に関しての調査です。
洗顔の後だから洗髪かと思いきや整髪です。
髪をとかしたり、ブラッシングをするという一連の行為が対象になっています。
ここに介助が必要かという調査になります。
- 介助されていない
- 一部介助
- 全介助
のいずれかに判定されます。
以前の認定調査では頭髪がない場合、
整髪という介助がそもそも発生しないということで、
頭髪がない人はもれなく「介助されていない」と判定されてしまう
なんとも不公平なルールがありました。
つまり、頭髪がない人は、この調査項目で得ることのできる加点はないため、
頭髪のある人に比べて介護度が軽く判定される可能性が大きかったのです。
「ハゲは認定が軽く出るというのはそもそもおかしい!」という異論が相次ぎ、
現在はそれに代替する動作があればそれで判断するという調査内容に変更されました。
例えば、お風呂の後にぬれた頭部を拭いたりするのに介助を受けているのであれば、
それを判断して「一部介助」もしくは「全介助」と判定されます。
非常に細かい項目が多いのですが、この2群の調査項目は介助の量を質問しているため、
2群で反映できる調査項目が多ければ多いほど介護度に影響をします。
普段行っている介助をしっかり答えられるようにしておきましょう。